K10D
2006年 09月 17日
久しぶりの好天を存分に楽しむため、
車の屋根を取っ払って、新宿までドライブ。
目的地のひとつはペンタックスフォーラム。
K10Dの姿を、ケース越しにでも見ることができるだろうと思ったからだ。
だが、
私の予想は外れた。それも、良いほうに。
今日から、実機をユーザーが手に取ることができるようになっていたのだ。
K10Dを握ってみた感想を、これから思いつくまま順不同に述べたい。
・気にしていた重量増だが、手にとって見るとそれほど気にならない。
ただし、展示されていたK10D(バッテリーグリップつき)に搭載されていた
バッテリーは1つであったことを付記する。
・シャッター音は、*istDと比べればK100Dにより近い。
ただし、K100Dとイコールではなく、シーリングされていることによる、重厚感がある。
個人的には、悪くないと思う。エクセレント、というレベルではないが。
・シャッターは、半押しまでが非常に浅いという印象を受けた。
これまでのPentax一眼レフとはどれとも似ていない。
AF速度を機敏に感じさせる効果があるかもしれない。
・AF速度そのものは、特段早いとは感じなかった。
これまで同様、速度より精度重視でクックッと前後しながら追い込むタイプであるようだ。
個人的には必要十分ではある。
・K10Dは、露出操作において、ISO感度を、
絞り及びシャッター速度と同レベルの第三の指標であると完全に認識している。
・上記は、感度優先AE、絞り・シャッター速度優先AEにおいて理解できる。
・絞り優先AE、シャッター速度優先AEにおいて、
*istDでは役割のなかったひとつのダイヤルを
ダイレクト露出補正に用いることができる。
ハイパープログラムにより、 相対的に必要性の低くなった
絞り優先AE、シャッター速度優先AEに、新たな意味ができた。
・プログラムポジションにおいても、*istD同様のハイパー操作だけではなく、
ひとつのダイヤルをプログラムシフト、もうひとつをダイレクト露出補正として使うこともできる。
個人的には、どのように設定するか非常に悩ましい。
・総合的見て、露出操作では、
いわゆるハイアマチュア層のニーズはことごとく満たすことができるのではなかろうかと感じる。
私にとっては、十分以上である。
・以上露出に関する記述は、ペンタックスの中の人が懇切丁寧に語ってくれたので、
分かったものである。 ものすごく親切に教えてくれた。
あいかわらず、ペンタックスフォーラムに行くと良い気分になれる。
企業として、プロダクトの優秀性と同じぐらい重要なことではないかと思う。
そして、個人的には、数少ない東京に住んでいて良かったと思う瞬間である。
・ダストリムーバブルは、CCDを高周波数で振動させてゴミを落とすのかと思っていたのだが、
もっと直感的動作だ。
具体には、CCDを稼動領域の端にコツコツ当てて、慣性の法則でゴミを落とそうとしている。
もちろん、フォーラムで触っただけで、その効果を評価できるわけではないが、
少なくとも、「あ、K10D、ガンバってるね。」と、手の中で感じる動きで、面白い。
・jpegとRAWの使い分けは人それぞれだとは思うが、
「ここぞというときだけRAW」派のユーザーにとって、
RAWボタンの存在は非常にありがたいものだと思う。
・地味なところだが、デジタルプレビューで拡大できるようになった。
ピントチェックに効果的だろう。
あとは、デジタルプレビューを場合によっては保存できるようになれば
言うことなしなのだが、意外と難しいらしい。
・アイカップM2が装着可能なことが確認できた。個人的にとても嬉しい。
また、すぐにアイカップM2を持ってきて確かめてくれたペンタックスの方に
感謝したい。
・バッテリーグリップにグリーンボタンがついた。欲しいといっていた人が
多いのだろうが、私の言うことを聞いてくれたのではないかと思いたくなる。
・おまけの1GBのSDカードは、パナソニックのものだそうだ。残念ながら、
Pentaxのロゴ入りとかではないらしい。
もうひとつのおまけのメディアケースには、きっとPentaxのロゴが入るらしい。
また、本体にあわせて防塵・防滴ケースだそうだ。
・K100D、K10Dときたら、次は・・・と、水を向けてみると、
「K1DはMZ-Sベースの例のフルサイズモデルの試作機のことですから」
と、言っておられた。
すぐに上位機種が出ることはないから安心して買え、ということだろう。
・レンズ内の超音波モーターについては、フォーラムの中の人もまだ触ったことがなく、
どうようなものになるかよく分からないらしい。期待して待ちたい。
・総合的には、最も重要な画質につての評価が欠落しているということはさておいても、
真摯にユーザーの声を聞き、非常に一生懸命考えて、
できる限りのことをつめこんだカメラだと感じた。
・私の個人的評価は、多言を労するよりも、これのほうが的確だろう。
お分かりかとは思うが、予約の注文伝票である。
K100D + FA77mmF1.8 Limited
勢いで欲しかった77mmまで買ってしまった!
とまらない!
だれかとめて!
いや、とめないで!!
by backseatofmycar
| 2006-09-17 06:23
| FA77mm F1.8 LTD